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第14話 創作文化研究会へようこそ

last update Fecha de publicación: 2026-09-22 09:50:41

第14話 創作文化研究会へようこそ

 結月には、大学へ入るまで知らなかったことがたくさんある。

 セルフレジの使い方。

 電車の乗り換え。

 学食の席は遠慮していると本当になくなること。

 大学生は講義と講義の間に、思っていた以上に自由な時間を持っていること。

 五百円という金額が、温かい昼食一回分とほぼ同じであること。

 そしてもう一つ。

 好きなものについて話す人間は、ときどき初対面から驚くほど仲良くなれる。

 これも結月にとっては、大きな発見だった。

「水瀬さん、本当に入ってくれるの?」

「はい。ぜひお願いしたいです」

 放課後。

 旧学生会館三階、創作文化研究会の部室で、結月は部長の藤沢真帆から入会届を受け取っていた。

 前回の見学から数日。

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